2022年|農園のかたちが整う

何年もかけて目指してきた農園が、
ようやくかたちになってきた一年でした。

この年は、
新たに200本の苗木を
インナーポットに定植したところから始まりました。

これで、当初目標にしていた
1,000本に到達。

この200本は、
1年間バックヤードで栽培し、
来年にはデビュー予定です。

どれも新しい品種ばかりで、
どんな果実になるのか、
とても楽しみでした。

栽培本数はこれでひと段落。
ひとつの節目を迎えた実感がありました。

2月からは、
いよいよ店舗建設がスタート。

引き渡しは8月1日。

それまでは、
日々の作業を進めながら、
工事の様子を見守る日々。

少しずつ形になっていく様子に、
期待が膨らんでいきました。

5月下旬、
2度目の防鳥ネット張り。

前年は散々でしたが、
今年は対策をとって臨みました。

補助線を追加して落ちないようにし、
風に逆らわないタイミングで作業。
事前に作業の流れもシミュレーションしました。

その結果、
作業はかなりスムーズに進むように。

ただ、準備に時間がかかり、
ネットを張るタイミングが遅れ、
熟した果実を鳥に食べられてしまいました。

広い面積にネットを張るのは大変で、
やらなくても大丈夫なのではと
思っていた部分もありました。

ただ、実際には、
張らなければ簡単に食べられてしまう。

防鳥ネットの重要性を、
身をもって実感しました。

収穫期を迎えましたが、
店舗建設中ということもあり、
この年も観光農園としての営業は行わず、
果実販売のみとしました。

この年から、
食べチョクを使って、
ネットでの販売をスタートしました。

できるだけ新鮮な状態で届けたいと考え、
収穫当日に冷蔵発送する形を
基本にしていました。

ただ、雨に濡れた状態で収穫すると、
果実は傷みやすく、
味もぼやけてしまいます。

そのため、
天候を見ながら出荷日を調整する必要があり、
判断の難しさを感じました。

また、
その場で食べると美味しいものでも、
配送では最短でも翌日になるため、
翌日以降でも美味しい状態で届けられるかを
考える必要がありました。

選別にも細心の注意を払いながら、
品質を維持する難しさと
向き合いました。

その中で改めて思ったのは、
お客様に現地に来ていただき、
自分で選んで、
その場で食べてもらうこと。

そのスタイルが、
自分たちには合っていると感じました。

8月、
イメージしていた通りの店舗が完成しました。

農園の中に、
人が集まる場所ができたことで、
風景はさらに大きく変わりました。

この空間をどう活かしていくか。
どんな時間を過ごしてもらうか。

考えることは多いものの、
それ以上にワクワクする気持ちの方が
大きくありました。

秋になり、
いよいよ来年の開園に向けて、
本格的に動き出しました。

やるべきことはたくさんあります。

何から手をつけていくべきか、
まずは整理するところから始めました。

すべてを一度に進めることはできないため、
2023年の開園までにやることと、
その先に回すことを分け、
優先順位をつけて取り組んでいくことにしました。

そしてこの年、
農園の名前が正式に決まりました。

それまでは
「ブルーベリーファーム富里」などを考えていましたが、
この建物の雰囲気に合う名前にしたいと思い、
フィンランド語の「mökki」に決めました。

モッキという響きのやわらかさ。
そして「ö」の見た目が
ブルーベリーのように感じられたことも、
気に入った理由のひとつです。

フィンランドでのmökkiは、
夏を過ごすための小屋を意味します。

夏の限られた期間だけ開く農園。

そのコンセプトにも、
ぴったり重なる名前でした。


2022年は、
積み重ねてきたものがひとつのかたちになり、
次のステージが見えてきた一年。

ここから、
いよいよ開園へと進んでいきます。

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